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　 NHKが『ラジオ歌謡』のため作詞を江間章子に、作曲を中田喜直に依頼した。
江間章子は以前たまたま訪れた尾瀬で一面に咲き乱れる水芭蕉の情景を思い

起こし詩にした。作曲者の中田喜直は当時江間章子との面識もなく、尾瀬に
行ったこともなかったが詩を読んでいるうちにイメージが沸きその場で作曲

したという。しかし、それを聞いた母親にお粗末なのですぐ作り直しなさい
と言われ、母親の助言で作曲し直したのが現在の『夏の思い出』だという。

昭和24年6月13日に『ラジオ歌謡』で石井好子の歌で放送されるや否や多く
の日本人の心を捕え、曲中に現れる尾瀬の人気は飛躍的に高まったという。

 

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写真はPhotoacサイトから借用しました